ピアノは身近で魅力的な楽器。ソロの演奏でもコンサートが開かれるほどです。歴史的にいえば18世紀のモーツァルトあたりからピアノ演奏のために曲が作られていきます。
スポンサードリンク プライバシーポリシー
ピアノといえば、多くの人が「自分も一度は習ったことがある」という位、
身近な楽器ですが、又、ソロの演奏がこれ程魅力的な楽器も少ないと
思います。
楽器の優劣をいうわけではありませんが、バイオリンや
ギター、トランペットなどは、やはり他の楽器とのアンサンブルで
その魅力が多く引き出される性格の楽器でしょう。
ところが、ピアノはソロの演奏でもコンサートが開かれる位、長時間
飽きない魅力があり、更にオーケストラとの組み合わせによる交響曲も
素晴らしいものです。
学校の音楽の授業で、クラシックの作曲家のことを学んだかと思いますが、
ピアノを使った演奏のために曲が作られたのは18世紀の大音楽家
モーツァルトあたりからとなります。
18世紀初期のバッハの時代には
ピアノはまだ確立していませんでした。一度、この時代の曲をCDで
改めて聴いてみると、意外にソフトで単調な曲が多いな、と感じるかも
しれません。
逆に、ピアノの詩人と呼ばれたショパンの曲も聞いてみてください。ソロの演奏であっても、力強く華やかで抑揚に満ちたものを感じるかと
思います。
これは別にモーツァルトが劣っているわけではなく、ベートーベンでさえ、交響曲と比較するとピアノ作品はややシンプルなのです。
実はこれは、丁度ピアノという楽器が発達を遂げている過程にあったことが原因のひとつだと考えられるのです。
映画、アマデウスを見た人は多いかと思いますが、若きモーツァルトは、鍵盤楽器ではあっても、弦を引っかいて音を出すチェンバロに
似た小柄なピアノのようなもの弾いています。
これは、ピアノの前身ともいえる、弦をタンジェントという薄い鉄板で突き上げて音を出す
クラビコードの製作者が、改良を重ねてつくった初期型ピアノなのです。
どちらかといえば、強弱などの抑揚はあまり得意ではなく、まだまだ旋律を重視した楽器であったため、演奏スタイルに合わせて
シンプルな曲になったのでしょう。
それが証拠に強弱が自在な交響曲では劇的な曲がたくさんあります。
こうして19世紀に入る頃から、現代の構造にほぼ近い6オクターヴのものが登場してきたわけです。
晩年のベートーベンがようやくこのタイプを手に出来たようです。また、ショパンやリストが実際に使ったものは、フランスのエラール社製の
もので、鍵盤が上がりきらない内に更に弾くことが出来タイプのものでした。
これによって、あのスピーディで華やかな曲たちが作曲できたのです。
この当時、ヨーロッパ各地で演奏活動を行い、人気のピアニストが「リスト」でした。
彼自身も名曲を残しており、ハンガリア狂詩曲や
超絶技巧練習曲は、今でもピアニスト達の間では難曲として知れ渡っています。
一方、ショパンは恵まれないポーランド人で、勉強のかたわら裕福な家庭のピアノの手入れをする仕事についていたのですが、偶然、
ショパンが人知れず作曲していた楽譜をリストが目にしてその才能を発掘させたといわれています。
こうしてショパンはリストの援助のもとでデビューすることができ、大作曲家となったのです。名曲は数知れず、ワルツ、ノクターン、
ポロネーズ、エチュード、マジョルカ、スケルツォ、など枚挙にいとまがありません。
もちろん、現在でも、ピアノの演奏会では欠かせない作品であり、今後もずっと継承されていくことでしょう。
スポンサードリンク